からくりボーイのまとめ

気になったこと(言われたこと・興味をもったこと)などを調べてまとめるだけのブログ

安保法案について

現在ニュースで取り上げられている安保法案について

 

よく言われているのが

「米軍が攻撃されたら日本の自衛隊が助けにいくことができる」

「日本が戦争をする国になる」

憲法9条に違反だ」

というものですが、果たして本当にそうなのかという疑問から

ちょっと調べてみたいと思います

 

不戦の誓いを守り続ける そして、国民の命と平和な暮らしを守り抜く 平和安全法制 | 外交再生 | 政府の主な動き | ニュース | 自由民主党

平和安全法制等の整備について

上記2つのサイトに同じPDFがあります

「平和安全法制の概要」

http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/prioritythemes/diplomacy/127723_01.pdf

このPDFのページ4(右下ページ番号は3)の

「「平和安全法制」の主要事項」を見るとどのようなものかわかります

 

ーーー以下引用ーーー

1.自衛隊法の改正
・在外邦人等の保護措置
・米軍等の部隊の武器等の防護
・平時における米軍に対する物品役務の提供の拡大
・国外犯処罰規定
2.重要影響事態安全確保法
・我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態における
米軍等への支援を実施すること等、改正の趣旨を明確にす
るための目的規定の見直し
日米安保条約の目的の達成に寄与する活動を行う米軍以外
の外国軍隊等に対する支援活動を追加
・支援メニューの拡大
3.船舶検査活動法の改正
周辺事態安全確保法の見直しに伴う改正
・国際平和支援法に対応し、国際社会の平和と安全に必要な
場合の船舶検査活動の実施
4.国際平和協力法の改正
国連PKO等において実施できる業務の拡大(いわゆる安全
確保、駆け付け警護)、業務に必要な武器使用権限の見直し
国連が統括しない人道復興支援やいわゆる安全確保等の活
動の実施
5.事態対処法制の改正
・存立危機事態の名称、定義、手続等の整備
(事態対処法)
・存立危機事態に対処する自衛隊の任務としての位置付け、
行動、権限等(自衛隊法)
・武力攻撃事態等に対処する米軍に加えて、
武力攻撃事態等における米軍以外の外国軍隊
存立危機事態における米軍その他の外国軍隊
に対する支援活動を追加(米軍等行動関連措置法)
・武力攻撃事態等における米軍以外の外国軍隊の行動を特
定公共施設等の利用調整対象に追加
・存立危機事態における海上輸送規制の実施
(海上輸送規制法)
・存立危機事態における捕虜取扱い法の適用
(捕虜取扱い法)
6.国家安全保障会議設置法の改正
・法改正等を踏まえた審議事項の整理

ーーー引用ここまでーーー

 

ざっくり言うと「米軍支援」という印象を受けるわけですが

外務省: 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約

上記リンクの「日米安全保障条約の第五条」では

いわゆる「お互いの危機は一緒に対処しましょう」ってやつです

 

ここで日本国憲法第9条を以下リンクより引用

日本国憲法

ーーー以下引用ーーー

第二章 戦争の放棄

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

ーーー引用ここまでーーー

とあり、そもそも自衛隊自体が憲法違反なのではということです。

あくまで「自衛」という限りなくグレーな存在なのですが

じゃあ無くしてしまったらどうなるか

 

先ほど取り上げた日米安全保障条約で米軍から守ってもらえるのか

++ 日米安全保障条約(日米安保条約) アメリカが日本を守るって!? どこにそんなことが書かれているのでしょうか?++

ここを見たらそうでもないとのこと

要するに

「日本を守るために米軍が犠牲になるのは納得できない」

とアメリカ国民の大半がそう感じると

武力行使をしたいと大統領が思っても

連邦議会によって却下される可能性があるとのこと

 

単純に言うと

日本にある米軍基地・アメリカ大使館等なら同じアメリカ人として助ける

けど日本のためにアメリカ人が犠牲になるのは嫌

となれば一体日本人は誰に守ってもらうのでしょう

 

ということで限りなくグレーな自衛隊が認められてます

ただ「自衛」が果たしてどこまで通用するのか

尖閣諸島竹島の問題でもそうですが

不法占拠されていても「自衛」という名目で追い払えていない

なんじゃそりゃと思うわけですが

ここでもわかるとおり

「アメリカさん、助けてよ」が通用していない

 

憲法9条による「武力行使」の縛りによって

占領されても何もできないわけです

 

で今回の安保法案によって

どちらかといえばアメリカさんに媚びておこうという印象ですね

安倍総理の会見をちょろっと読んでみるとまた違った印象ですが

平成27年5月14日 安倍内閣総理大臣記者会見 | 平成27年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ

上記リンクを読んでいると

日本人が巻き込まれた時のみ武力行使可能という感じです

 

反対派がよく「戦争反対」などと声を荒げて言っているが

そこで疑問

・日本、日本人が攻撃されても許しちゃうの?

・あなた達は自衛隊にでも入るの?

徴兵制でもないのに一般人が戦争に巻き込まれるって考えはどうなの?)

憲法9条、安保法案をどの程度理解しているの?

 

以下賛成派の記事

安保法案反対派に見せたい中国漁船に漁場を占領された小笠原村・森下村長の言葉「危機に直面したことのない人たちの議論は、私たちの胸にも届かなかった」:ハムスター速報

 

以下反対派の記事

高畑監督ら呼びかけ安保法案反対 大物監督・俳優ら賛同:朝日新聞デジタル

スポニチ緊急アンケート 安保法案反対72・6% 賛成25・7% ― スポニチ Sponichi Annex 社会

 

ざっとこんな感じ

賛成派

憲法9条があっても攻めてこられたら終わり

・危機に面したことない人が反対している

反対派

・海外遠征等で他国から恨みを買って攻撃される危険性

・戦争に行きたくない

・単純に憲法違反

 

その他いろいろな意見記事

安保法案、ロンブー田村淳さん「僕も国民なので語りたい」

 

 

結論

賛否両論あると思いますが

どちらかといえば賛成派です

こちらから攻撃しかけなくても

戦争に巻き込まれないとは限りませんので

守るべき手段は必要でしょう

ただ憲法的に違反っぽいので

そこらへんをどうするのか気になります

 

余談

ニュースでは賛成派の意見を目にしません

ネットではコラージュの可能性や記事ねつ造の可能性があります

特にマスメディアはどちらにも偏らず公平に情報提供して欲しいものですね